ヘルペスとは?症状と原因などの基本情報

ヘルペスとは?症状と原因などの基本情報

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ヘルペスは口唇や性器に疱疹ができるウイルス性の疾患です。
本来Herpes(ヘルペス)とはその疾患でできる「疱疹」のことを言い、ギリシャ語で「這う」という、疱疹が体に連なっていく様子に由来しています。
ヘルペスの主な症状は皮膚の一部分が赤くなり、ヒリヒリとしたような痛みが出た後、徐々に腫れていき水ぶくれができます。
その後はかさぶたになり徐々に消えていきます。
ヘルペスは一度感染すると体内からウイルスが消えること無く、治療後も再発する可能性が高い疾患なので注意が必要です。
ヘルペスの主な原因はウイルスで、人間に感染する可能性のあるヘルペスウイルスは8種類です。
その8種類のウイルスが、キスなどの直接的接触や、物を介した間接的な接触で体内に侵入することで、ヘルペスに感染します。
また、幼いころに発症すると言われる水疱瘡(水ぼうそう)や帯状疱疹(帯状ヘルペス)も、このヘルペスウイルスが関係しています。
ヘルペスは非常に感染しやすく、また場合によっては傷になり、その跡が消えなかったりと後遺症の可能性もある疾患です。
感染してしまわぬよう日頃から注意しておき、万が一感染してしまった場合の治療法をしっかりと学んでおきましょう。

口唇ヘルペスや性器ヘルペスの具体的な症状は?

ヘルペスの症状

口唇ヘルペスの症状
口唇ヘルペスは口唇に発症します。水ぶくれのような疱疹が口の周りにできたり、赤く腫れ上がったりし、ヒリヒリとした痛みを伴います。
また、口唇が乾燥し、口唇全体に炎症が起きる場合もあります。
他には、口内炎の様に口の中(舌など)にできるものもあり、痛みから食事をするのが困難になります。

性器ヘルペスの症状
男女ともに性器、肛門などの性器付近に発症します。口唇ヘルペス同様に水ぶくれのような疱疹ができ、強い痛みがあり排尿や歩行が困難になる場合があります。
しかし、感染しても症状が出ない場合も多く、気づいたときには症状が重くなる場合もあります。

  • 男性の患部…亀頭、包皮、肛門、太もも、お尻など
  • 女性の患部…膣、外陰、肛門、太もも、お尻、子宮頚部など

帯状疱疹(帯状ヘルペス)と水疱瘡(水ぼうそう)

帯状疱疹(帯状ヘルペス)はヘルペスウイルスの中の、「水痘、帯状疱疹ウイルス」というウイルスが原因となり発症するもので、その名の通り、疱疹が帯状に連なり広がっていくという症状が出ます。
本来、このウイルスは幼いころに感染することで免疫ができ、一生に一度と言われていました。その疾患が所謂「水ぼうそう(水痘)」です。
しかし最近では、その後もこの「水痘、帯状疱疹ウイルス」により何度も繰り返して症状が現れる人が多いようです。

帯状疱疹(帯状ヘルペス)と水ぼうそうの関係は、簡単に言うと初めての感染が「水ぼうそう」として現れ、その後の再発が「帯状疱疹(帯状ヘルペス)」です。
水ぼうそうにかかったことによりウイルスに対する免疫はできますが、その後免疫が薄れてきたときやストレスや疲れなどから帯状疱疹(帯状ヘルペス)を発症する場合が多いです。
帯状疱疹(帯状ヘルペス)と水ぼうそうは症状も発症する年齢なども全く違うので2つの見極めはさほど難しくはないですが、それぞれの症状をしっかりと知っておくことで、自身での他の疾患との誤診は避けられるでしょう。



●帯状疱疹(帯状ヘルペス)

症状
胸、背中、または顔などの全身に赤くブツブツとした疱疹(水ぶくれ)ができ、かゆみや痛みを伴い帯状に広がっていく
発症理由
体内に潜むウイルスにより発症
治療期間
平均3週間ほど
年齢
免疫が落ちる50代に多く見られる

●水疱瘡

症状
水の入った赤い疱疹が少しずつ体中の様々なところにできる
発症理由
水痘、帯状疱疹ウイルスが体内に入り込み発症する
治療期間
7日~10日前後
年齢
9歳以下の子どもに多い

ヘルペスの原因となるウイルスの種類

ヘルペスの原因となるウイルスは実に約100種ほど存在していて、その中で私達人間に感染する可能性のあるウイルスは8種です。
その8種をまとめて「ヒトヘルペスウイルス、(HHV:human herpes virus)」と言います。



ヒトヘルペスウイルス(HHV:human herpes virus)

  1. 単純ヘルペスウイルス1型
  2. 単純ヘルペスウイルス2型
  3. 水痘、帯状疱疹ウイルス
  4. エプスタイン・バール・ウイルス(EBウイルス)
  5. サイトメガロウイルス
  6. ヒトヘルペスウイルス6型
  7. ヒトヘルペスウイルス7型
  8. ヒトヘルペスウイルス8型

このうち「口唇ヘルペス」は単純ヘルペスウイルス1型、「性器ヘルペス」は単純ヘルペスウイルス2型がそれぞれ原因となるウイルスです。
「口唇ヘルペス」や「性器ヘルペス」はまとめて「単純ヘルペスウイルス感染症」と呼ばれています。 また、水痘・帯状疱疹ウイルスは幼いときに発症する「水ぼうそう」に関係するウイルスです。

ヘルペスはうつる?ウイルスの感染経路

ヘルペスの感染イメージ

ヘルペスは人から人に、感染します。ヘルペスはウイルス感染です。ではそのウイルスはどのようにして我々の体内に入り込むのでしょうか。

主な感染経路としては

  • キス
  • セックス(オーラルセックスを含む)
  • タオルやコップ、お皿などの使い回し

が挙げられます。 よく感染症の感染経路として「温泉(銭湯)」などがありますが、ヘルペスウイルスに関してもこれは絶対にないとは言えません。
しかし、確率はかなりわずかなものです。

一般的に広く知られていて、多くの人が「ヘルペス」として認識している症状に関係してくるのが

  • 単純ヘルペスウイルス1型
  • 単純ヘルペスウイルス2型

この2つです。

単純ヘルペスウイルス1型は口と口との接触により感染します。「口唇ヘルペス」と言われるのがそのウイルスが引き起こす疾患です。
単純ヘルペスウイルス2型はというと「性器ヘルペス」を発症するウイルスで、主に性交渉で感染が拡大します。

どちらも、「接触」が感染の条件になるので、基本的に空気感染はありません。
また、ヘルペスは症状が発症している間は特に感染しやすく、口唇ヘルペスが発症している間のオーラルセックスにより相手の性器にヘルペスができるとこもあります。

そもそもヘルペスウイルスには感染したくない!

ヘルペスウイルスは一度感染すると一生体内に存在し続けると言われています。
一度の感染で一生となると、できることであれば絶対に感染を避けたいウイルスです。
そんなヘルペスの感染予防法としては、第一に、感染者に症状が出ている場合はその人や回りの物との接触を避ける、ということです。
ヘルペスは人から人に感染します。特に症状が出ている場合はウイルスは普段よりも多く増殖している証拠です。
その、症状が出ているヘルペスは、感染力もより強くなるため注意が必要です。

また、ヘルペスは性器にできることから、性病と認識している人も多いですが、根本は違います。
ヘルペスは性病=コンドームで予防!という考えは正解とは言えず、ヘルペスは性器以外の皮膚にも繁殖している場合が多いのでコンドームが効果的かといえばそうではありません。


さらに気をつけていても忘れがちになってしまう、「物の共有」には細心の注意を払いましょう。
家族や恋人のように、身近な存在の人がヘルペスになってしまった場合、そこから感染するのに多いのがこの「物の共有」です。
特にタオルや衣類などの直接肌に触れるもの、また、コップの回し飲みや箸の使い回しなどの食器の取扱はなるべく避けるのがいいでしょう。
万が一、同じものを使う可能性がある場合は、しっかりと洗浄し、清潔な状態になってから使用しましょう。

何度も再発してしまう…予防法は?

ヘルペスの再発を防止するためにはなにが一番必要でしょうか。
感染防止はもちろん、感染者とのキスやセックス(オーラルセックスを含む)を控えることが重要ですが、再発の防止は違います。

実は、日頃の生活を見直すことがとても必要なのです。
日頃の生活を見直すことがどのように再発防止になるのかというと、ヘルペスはもともとキスやセックス、タオルや食器の共有など、いくつかの直接的感染経路から体内に入り込み、発症します。
そして、症状を抑える治療を行い、発症していない場合は普段と同じように生活ができますが、症状を治めることができてもウイルスを消滅させることができません。
そのため、ヘルペスの「再発」というのは接触以外にも、自分の体内のウイルスが活性化した場合にも起こってしまうのです。
そのウイルスの活性化を招くのが、ストレスや風邪、疲労などの日常的要因によるものなのです。
その為、一度水疱瘡(水ぼうそう)を発症した人でも体力が衰えてきて帯状疱疹を発症することがあるというわけです。

ヘルペスはこのように人によっては年に2~3回ほど再発する疾患です。また、再発した場合の症状も痛みやかゆみなどでとても耐え難いものです。
日頃から健康を気遣い、ストレスを発散して生活することを心がけましょう。ストレスは自分が気づかないうちに溜まっていくものです。
ゆっくりただ休むだけでなく、旅行やスポーツなど自分が好きなことをして気持ちをリフレッシュさせることがストレス発散には大変有効です。
また、十分な睡眠を取ることも重要です。精神的疲労を和らげ、7~9時間の睡眠を取ると良いでしょう。

ヘルペスの治療に用いられる薬

ヘルペスの治療に用いられる薬の使用法は経口服用するものと塗布するもの、または点滴や注射などがあります。

主な成分にはバラシクロビル(Valaciclovir)というもので、ウイルスの繁殖を抑える効果があります。
バラシクロビルが含まれている医薬品はバルトレックスなどがあり、病院や通販で購入が可能で、基本的には5日ほど服用すれば症状が収まっていきます。
用法用量を守り使用していれば副作用も少なく安心して使用できる薬です。

また同類であるアシクロビル(Aciclovir)という成分も存在します。
こちらは特にウイルスが少ない初期に効果的で、医薬品ゾビラックスなどに含まれています。
バラシクロビル(バルトレックス)同様、副作用は少ないですが、まれにめまい、吐き気、下痢などを訴える人がいるようです。

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